高田崇史Official Web Site -club TAKATAKAT

  • twitter
  • facebook
  • kodansha
  • amazon

  • 『古事記異聞──鬼統べる国、大和出雲』

    114日に講談社ノベルスより、

    「古事記異聞」の第4弾になる、

    『鬼統べる国、大和出雲』が上梓されました。

    これで『古事記異聞』の「出雲編」は完結します。

    ということは「出雲」に関して、

    何らかの結論が出たということになりますが……

    さて、それはどんな「結論」だったのでしょうか?

    今回、橘樹雅たちはその「出雲」を追って、

    大和国・奈良に旅立ちます。

    主たる取材地は三輪。

    三輪といえば、日本最古を誇る大神(おおみわ)神社です。

    何しろ「神」と書いて「みわ(三輪)」と読んでしまうのですから

    実に凄い話です。

    その途中で、色々な場所にも立ち寄りますが、

    何とか無事に(笑)大神神社に辿り着きます。

    すると驚愕の事実、

    「アニミズム(自然崇拝)の原点といえる神社なのに、

    拝殿が肝心の神体山の頂上を向いていない!」

    (=拝殿から神体山頂上を拝めない)

    ことに気づきます。

    それは一体何故?

    この点は以前に『QED』などにも

    ほんの少しだけ書きました。

    しかし今回、雅たちは、

    「それなら、拝殿はどこを向いて(見て)いるのか?」

    「参拝者は(知らずに)どこを拝んでいるのか?」

    という大きな謎にチャレンジすることになります。

    実に無謀な挑戦ですが、やってしまいます(笑)

    拝殿が向いている方角を追いかけて、

    二人は実際に色々な場所に足を運ぶことになります。

    ちなみにこちらは、長谷寺です。

    ここで雅は千鶴子から、長谷寺が隠し持っている、

    暗く深い歴史を聞かされて驚きます。

    かなり衝撃の歴史ですが、おそらく真実です。

    殆ど治外法権ともいえる長谷寺に、

    なぜ多くの人々が足を運んだのか?

    特に、妙齢の女性が多かったといわれています。

    その理由は何だったのでしょう……?

    でも、まだまだ雅たちの謎解きの旅は続きます。

    誰かにこっそり後をつけられているとは全く気づかずに、

    雅たちはこんな所まで。

    ちょっとディープな奈良です。

    さて。

    果たして二人は、無事に解答に辿り着けたでしょうか?

    ぜひみなさまも、雅たちとご一緒に、

    バーチャルな歴史探訪の旅にお出かけいただければ幸いです。